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インド工科大学から優秀な人材を採用する方法!失敗しないための注意点も解説

インド工科大学から優秀な人材を採用する方法!失敗しないための注意点も解説

更新日 : 2023.12月.04

「インド工科大学から人材を採用するにはどうしたらいいんだろう…」
「インド工科大学から優秀な人材を採用したい。」

世界でもトップクラスの工科大学と言われている、インド工科大学。日本企業からインド工科大学から人材を採用したいと思っても、どうしたらいいのかわからないという企業も多いですよね。

実は、インド工科大学から人材を採用するには大学が行う「プレースメント」という採用イベントへの参加が必須です。

プレースメントを介さずに直接アプローチして採用活動を行うことは原則不可となっています。

プレースメントは1年にたった2週間しか開催されません。この2週間の間に、世界中の企業が優秀な学生を採用するために採用活動を行います。

日本の企業も参加することは可能ですが、特殊な形式の採用イベントで優秀な人材を勝ち取るのは簡単ではありません。せっかくインド工科大学のプレースメントに参加するのであれば、確実に優秀な人材を迎え入れたいですよね。

そこでこの記事ではプレースメントの基本情報や、インド工科大学から少しでも優位に人材を採用する方法など以下の内容を詳しく解説して行きます。

この記事を読めばわかること
・インド工科大学から人材を採用する方法
・インド工科大学からの採用が難しい4つの理由
・インド工科大学の中でも優秀な人材を得るコツ
・入社が決まってから準備する事
・採用した人材を定着させるために気を付けるポイント

この記事をお読みいただくことで、インド工科大学からの人材を有利に採用する方法が理解できるかと思います。

ぜひこの記事を、インド工科大学からの人材採用に役立てていただければ幸いです。

1.インド工科大学から人材を採用する方法

Smiling middle-age Indian high skilled leader in formal suit looks at the camera, confident ambitious bearded arabic businessman stands in office with arms folded on the grey background

この章では、インド工科大学から人材を採用する方法について詳しく解説していきます。

 

1-1.インド工科大学からの採用には「プレースメント」への参加が必須

冒頭でも解説した通り、インド工科大学からの採用には「プレースメント」と呼ばれる採用イベントへの参加が必須です。

プレースメントは例年、12月1日から2週間かけて行われます。インド工科大学からの採用活動は、ほとんどこの2週間の間に全てが完了する仕組みになっています。この2週間に集約する理由はインド工科大学が学業を重んじる大学で、就職活動によって学業に影響が出ないようにするためです。

プレースメントは採用を行いたい企業はもちろんのこと、就職を希望する学生もプレースメントに登録する必要があります。なお、参加費は無料です。

プレースメント期間の2週間のうち、企業側が参加できるのは1日だけです。企業はその1日の間に学生と面接を行い、採用不採用の結果も出す必要があります。

学生にも、採用を受けるかどうかの結果は当日の21時までに行うことが義務付けられています。そして採用を受けることにした場合はプレースメント参加は終了となります。

1-2.プレースメント参加のスケジュール

ここでは、例年のプレースメント参加のスケジュールについてより詳しく解説していきます。

プレースメントに参加したい企業は事前に大学に対して、プレースメントへの参加をメールなどで知らせます。参加できる企業の数は事前に決まっている為、エントリーが受け入れられるかどうかは合否を待つ必要があります。

就職活動を行いたい学生は、事前情報などをみながら応募する企業を選びます。企業側は、応募があった学生のなかからインターンシップを行ったり事前面談や応募書類などを参考にしながら、プレースメントで面接を行う学生を選定します。

面接する学生が決まったら、大学側は採用条件や採用実績を参考に企業が期間中の何日目に参加するか決定します。企業側が参加日の希望を出すことはできません。

プレースメントが始まったら、企業側は参加日まで待つことになります。

ここで注意点があります。先ほど、企業が採用不採用の結果を当日中に出すのと同じように、学生もその日のうちに採用を受けるかどうかの返事をすることになる、と解説しましたよね。採用が決まった段階で学生はプレースメントを終了します。

つまり事前に面接したい学生とアポイントを取っていたとしても、企業の参加日までにその学生が就職先を決めてプレースメントを終えてしまっていたら、面接はキャンセルされてしまうのです。

このような流れでプレースメントは行われ、2週間のうちにほとんどの採用が決まります。

 

1-3.プレースメントの特徴

ここでは、プレースメントのより詳しい特徴について解説します。

プレースメントを攻略して優秀な人材を獲得するためには、その特徴をまずは理解する必要があります。プレースメントに関して理解を深めたうえで、その対策を練る必要があるのです。

 

1-3-1.特に優秀な学生獲得にはDay1への参加が圧倒的に有利

インド工科大学の中でも特に優秀な学生を獲得するには、Day1への参加が圧倒的に有利です。

当然、その優位性はDay2、Day3と日を重ねるごとに下がってしまいます。

なぜならここまでで解説したとおり、学生は就職先を決定したらプレースメントも終了してしまうためです。企業のアプローチが早ければ早いほど優秀な学生が残っており、採用のチャンスを得やすいということなのです。

実際にGAFAなど世界的な企業の多くはDay1にエントリーし、優秀な学生をどんどん採用していきます。

ここまで読んで、「企業は参加日の希望を出せないのでは?」と思った方もいるかもしれません。参加日の決定に関しては次章で詳しく解説します。

1-3-2.参加日は企業の実績やオファー金額などで決定する

企業側は参加日の希望を出すことはできませんが、大学側は企業の出したオファー金額や知名度、採用実績をみて参加日を決定します。

そのため世界的に有名な企業であったり、オファー金額の高い企業の場合はDay1にエントリーできる可能性が高くなるのです。

ここで、2020年のプレースメントで提示されたオファー金額の基準を見てみましょう。

プレースメントのオファー年収の中央値の目安
アメリカ 中央値1,500万円
ヨーロッパ 中央値800〜2,300万円
日本 中央値400〜600万円
インド 中央値200万円

※参考:IIT(インド工科大学)学生の採用を解説!プレースメント(面接会)のポイントとは?|ASIA to JAPANより

2020年にはオランダがコンピュータサイエンス部の学生に対して2,300万円のオファーを出したことで話題になりました。

このように、企業は高い年収を設定するなどしてDay1にエントリーすることも可能となるのです。

 

1-3-3.最悪の場合採用できずに終わることも

プレースメントに失敗してしまうと、せっかくエントリーしても最悪の場合採用できずに終わってしまうこともあります。

採用ができないパターンとしては主に以下の2つの場合があります。

プレースメントに参加したにもかかわらず採用できない場合
1.自社の参加日までに面接予定の全ての学生の採用が決まってしまう
2.自社の参加日に面接できた学生が少なく、採用が決まらない

最も最悪なケースとしては、自社の参加日までに面接予定のすべての学生の採用が決まってしまい、面接そのものができなくなってしまうケース。

もう一つは面接はできたものの条件等が合わずに採用を見送ることになったり、採用を決めたにも関わらず学生側からオファーを蹴られてしまうケースです。

このようなことが起こらないようにするためには、まずは自社が何日目にエントリーできるのかをなるべく正確に予測しておくこと。そして、面接を行う学生の市場価値を見極めて競合が多い学生ばかりを選ばない事です。

プレースメントは初めての企業にとっては難しいものです。次章「インド工科大学からの採用が難しい4つの理由」では、なぜインド工科大学からの採用がこれほど難しいのかをより具体的に解説していきます。

 

2.インド工科大学からの採用が難しい4つの理由

 

Exclamation point of attention against the sky. triangular sign. Danger, warning.

ここまではインド工科大学の採用システムであるプレースメントについて、詳しく解説してきました。

ここからは、インド工科大学からの採用が難しいと言われている4つの主な理由についてより詳しく解説していきます。

 

2-1.世界中から企業が殺到する

インド工科大学からの採用が難しいと言われている大きな理由の一つは、世界中から企業が殺到するためです。

インド工科大学は世界中から注目されている大学です。もともと「インド人は数字に強い」というイメージは一般的ですが、実際にインドは日本と比べて工科大学が圧倒的に多いという事実があります。

インド工科大学はインド国内でも最も高いレベルの大学であり、その入学の難しさも世界有数だと言われています。そのレベルはアメリカのマサチューセッツ工科大学に勝るとも劣らないと言われています。

そんなインド工科大学の学生を、世界的な企業の人事も欲しがります。日本企業はインド工科大学の学生を採用するためには、世界を相手にして戦わなければならないのです。

 

2-2.特に優秀な人材を得るには年収を高く設定しなければならない

インド工科大学の中でも特に優秀な人材を得るためには、給料を高く設定する必要があります。「参加日は企業の実績やオファー金額などで決定する」でも解説した通りです。

中には2,000万円近い年収を提示する企業もありますが、これが既に経験や実績のあるビジネスパーソンでなく学生の新卒に対する金額であることを考えると驚きですよね。それだけ企業側がインド工科大学の卒業生に対して絶対的な信頼を寄せていることが分かります。

日本企業がインド工科大学から優秀な人材を確実に採用するためには、やはり年収をある程度高く設定する必要があります。

もちろんプレースメントにエントリーしたからといって、必ずしも高い年収でオファーしないと学生を採用できないかと言えばそういうことはありません。それほど高い金額でなくても採用できることもあるでしょう。

しかし事前に面接の予約をした学生だけにしかアプローチできないことを考えると、高い年収でオファーすることが圧倒的に有利だということは間違いないのです。

 

2-3.日本企業の知名度が低い

インド工科大学からの採用が難しいもう一つの理由として、日本企業の知名度が低いという点が挙げられます。「プレースメント参加のスケジュール」でも解説してきた通り、プレースメントの流れとしてはまず学生側が就職したい企業にエントリーします。そして面接の予定を立てたうえで大学側が企業の参加日を決めるのです。

GAFAのような誰でも知っている企業には学生も入りたいのは当然です。有名な企業であれば、それほど高額なオファーをしなくても入社を希望してくれる可能性もあるかもしれません。

しかし、インドでは残念ながら日本企業はそれほど知名度がありません。そのため日本企業に希望を出す学生は少なく、企業側が選ぶ選択肢も減ってしまうのです。

 

2-4.一日で採用を決めなければならない

インド工科大学からの採用が難しい理由として最後に挙げたいのが、参加日となっている一日で面接から採用までを行わなければならない点です。

日本国内では通常、数日か数週間、場合によっては数カ月をかけて採用活動を行います。何度も面接を行いながら最終面接まで行ってようやく採用を決定します。

プレースメントの場合、事前にインターンや事前面談を行うこと自体は可能ですが、最終的にはプレースメントの参加日に面接やテストを行い、すぐに合否を発表しなくてはなりません。

一日という短い時間内で以下に効率的に学生と面談を行い、採用の決定を出せるかどうかがカギになります。そのため、通常の採用活動に比べてはるかに難しいともいえるのです。

 

3.インド工科大学の中でも優秀な人材を得る3つのコツ

それではここからは、インド工科大学から優秀な人材を採用するコツについて解説していきましょう。

プレースメントを優位に行うためには、なんと言っても参加日を早めにすることが不可欠です。希望通りかそれに近い形での採用を行いたいのであれば、Day1にエントリーできる事がベストと言えます。

この章ではなるべく早くにエントリーするために企業側がするべきことを解説していきます。

ちなみに、過去の実績では日本企業はDay3での参加が多い傾向にあると言われています。

 

3-1.高い年収でオファーする

インド工科大学から優秀な人材を得るためには、なんと言っても高い年収でのオファーが近道です。

先ほどのオファー年収の目安をもう一度見てみましょう。

プレースメントのオファー年収の中央値の目安
アメリカ 中央値1,500万円
ヨーロッパ 中央値800〜2,300万円
日本 中央値400〜600万円
インド 中央値200万円

日本では中央値が400~600万円になっていますが、この金額を1,000万円以上、場合によってはアメリカの中央値である1,500万円に近づけることでそうした企業とも戦えます。

知名度のあまり高くない企業であれば、その方法が最も即効性が高いかもしれません。

とはいえ、現実的に考えてそれだけの金額を出すのは簡単ではありません。また、プレースメントの参加日はオファー年収だけが問題になるというわけではないため、せっかく高い金額を提示してもDay1にエントリーできるとは限らないのが難しいところです。

給料などの条件の決め方

インド工科大学の学生にオファーを出す場合には、年収だけでなく以下の内容についても具体的にしておきましょう。

・入社後の上げ幅の提示
・総額の提示
・ボーナスの具体的な金額
・その他の費用(研修や来日の航空券代、福利厚生など)

インド人は日本人に比べて給料などの条件をはっきりと提示されることを望みます。分かる範囲では条件面は明確化しておく必要があるのです。

 

 

3-2.インターンで事前に学生と信頼関係を構築する

 

インド工科大学の学生とインターンシップを行うなど、事前に学生との信頼関係を構築することで早めの日程で参加日が決まることもあります。

ここまででも解説してきた通り、プレースメントの早い日程でエントリーするためには高いオファー金額を出すことが手っ取り早いのは間違いがありません。

しかし、現実的には全ての企業がそんなに高い金額を提示できるわけではありませんよね。

そんな場合もあきらめる必要はありません。事前にインターンを行うなどで学生と信頼関係を構築できれば学生からの評判によってDay1にエントリーすることもできるかもしれません。

また、Day1にエントリーできなくても学生の方から企業を選んでくれる可能性もあります。

2013年には、一般的にはそれほど知名度のない日本の医療機器メーカー「シスメックス株式会社」がプレースメントのDay1にエントリーして話題を呼びました。同社がDay1にエントリーできた明確な理由は明らかではありませんが、インターンシップを経験した学生たちに好評だったということも大きく影響していると考えられます。

企業が学生から受け入れられればそれだけチャンスが広がります。もちろん高いオファー金額はその判断基準を大きく左右することではありますが、それだけが重要というわけではないのです。

インド工科大学から優秀な学生を得るためには、インターンシップで有効な信頼関係を構築することが理想的かつ現実的なプランと言えるでしょう。

 

3-3.参加日と学生の人気を予測して人選する

プレースメントに参加できる日と、学生の人気をしっかり予測してスケジュールを組むようにしましょう。

プレースメントはいわば高校野球のドラフト会議に似ています。自分がいくらほしいからと言って、優秀な選手だけを獲得するために動いていてはそうならなかった時のダメージは大きいのです。

重要なことは学生の市場価値を見極めて、自社が参加できるまでに選択肢を残せるようにしておくことです。例えば「自社はDay3のエントリーになりそうだな」と思ったら、Day3までに残りそうな人選を行う必要があります。

自社の参加日の予測も重要です。Day1に参加できると思って1軍だけを選んでしまうと、Day2やDay3になってしまったときのダメージは大きくなります。

自社の参加日に関しては若干悲観的に見積もっておき、それに合わせて面接する学生を選んでおくと良いでしょう。

 

4.入社が決まってから準備すべきこと

インド工科大学から採用できる事が決まったら、やるべきことを確認しておきましょう。

具体的には、以下のことを行い準備を進めておく必要があります。

4-1.在留資格認定証明書交付申請(ビザ申請)

採用が決定したら在中資格認定証明書交付申請、いわゆる就労ビザ申請を行います。就労ビザの申請には1カ月以上の時間がかかりますので、余裕をもって行いましょう。

インドに住んでいる人材の就労ビザの申請は、以下の手順で受け入れる日本企業が行います。

インドから人材を招く場合の就労ビザ取得の流れ
STEP.1 必要書類の収集・作成(担当者署名)
STEP.2 出入国在留管理局でへ申請
STEP.3 在留資格認定証明書交付(1カ月)
STEP.4 認定書を外国人に送付
STEP.5
在外日本総領事館にて本人が査証申請(10日)
STEP.6
査証の発給・来日

このように、就労ビザの申請のほとんどは受け入れる日本企業が行います。

大まかな手順に関しては以上の通りですが、より詳しい内容に関しては、内定が決まった時点で出入国在留管理局に事前相談を行いましょう。

 

4-2.住居の手配やフライト・出迎えなどの手配

受け入れるインド人が来日してから住む住居の手配やフライト・出迎えの手配を行います。住居を探す際には、受け入れる企業が賃借人として賃貸を契約し、受け入れるインド人の同意を得て住居を決めます。

住居に関してはゴミ出しなどの基本的なルールも教えておくなどのサポートが必要です。

また来日のフライトや出迎えについても手配しておきましょう。

 

4-3.配属・研修

企業では受け入れるインド人材の配属先を決定します。来日したのちは企業の研修や日本語研修も行います。

インド人にとって文化の全く違う日本での生活は不安が大きいため、なるべくその不安を取り除けるように生活面でサポートすることをおすすめします。

日本語研修に関しても継続的に行い、企業側と人材側のコミュニケーションが円滑にできるように工夫しましょう。

 

5.採用した人材を定着させるために気を付けるポイント

Business people greeting new colleagues while job interviewing shaking hands meeting Planning after during job interview Concept

この章では、採用した人材を定着させるために気を付けるべきポイントについて詳しく解説していきます。

いざ採用が決まったといっても安心してはいけません。高度な技術を持つインド人はどの企業からも求められる存在です。

インド人材があなたの企業に不満を持ってしまったら、転職することは簡単だということを理解しておく必要があります。

それをさせないために、具体的には以下の4点について気を付けておきましょう。

 

5-1.人事評価を明確にする

インド人材に対しては人事評価の基準を明確に定めておきましょう。

インド人材が納得しやすいよう、給料などの目に見える人事評価はわかりやすく提示する必要があります。日本人の場合は仕事で成果を上げたときに、直接その金銭面にその評価が反映されなかったとしてもやりがいを感じたりモチベーションになることが少なくありません。

もちろんインド人にもそうした一面がないとは言えませんが、インド人の方がより金銭に直結した評価を求める傾向にあります。

どのような成果を上げた場合にどう評価するかなどの評価基準を明確化しておき、インド人材が納得しやすい仕組みを考えておく必要があるでしょう。

 

 

5-2.文化の違いを理解する

 

インド人と日本人の文化には違いがあることを理解するようにしましょう。

インド人は日本人とまったく違った文化や慣習を持っています。例えば、インド人には「ジュガード」という古くからの教えが根付いており、常に合理的かつ直感的に行動する傾向にあります。

日本人の場合は、何かの問題に直面したときにそのことについて立ち止まって考える人が多いのではないでしょうか。仕事においても何かを決定する場合にはチームでの話し合いを重視する傾向にありますよね。

インド人の場合は「とりあえずやってみて、失敗したらあとで改善しよう」という考え方が一般的に見られる印象です。そのため日本人とは仕事の仕方が大きく異なると感じることもあるでしょう。

また日本人に比べてインド人は時間の使い方がルーズだと言われています。ある仕事に対してデッドラインを設けても、それを越してしまうことは当たり前、という具合です。

インド人と日本人は多くの面で違いがあり、それが仕事に影響することも十分に考えられます。重要な点は、譲歩できる点は企業側も譲歩すべきだということです。

インド人に日本人とまったく同じような文化や価値観を押し付けることはできません。それをやってしまうとストレスに感じ、すぐに転職したり日本を離れてしまいます。インドの高度人材は引く手あまたなので、受け入れ先はすぐに見つかるでしょう。

せっかくの人材を定着させるためには、文化の違いを理解して歩み寄りる必要があるのです。

インド人材に関してより詳しくは「インドIT人材ってどうなの?優秀な人材を採用する方法や注意点を解説」を参考にしてみてください。

 

5-3.研修をしっかり行う

受け入れるインド人材は研修をしっかりと行うようにしましょう。 「文化の違いを理解する」でも解説した通り、日本とインドには文化や慣習の面で大きな違いがあります。

インドでの慣習を受け入れ側である日本企業が理解することと同時に、インド人側に理解してもらいたいことに関しては研修で教えるようにしましょう。

インド人がいくら時間にルーズだといっても、日本企業にいる以上ある程度は時間を守らなけれが仕事が立ち行かなくなります。

このように、どうしても守ってほしい規則などに関しては研修でしっかりと教える必要があります。

日本語研修も継続的に行うと良いでしょう。日本語の話せないインド人とのコミュニケーションは原則として英語になりますが、日本語で会話できるとそれだけ幅が広がります。無理のない範囲で研修を行うと良いでしょう。

 

5-4.社員同士のコミュニケーションに気を配る

社員同士でコミュニケーションがしっかりとできているか気を配るようにしましょう。

個人やチームでの成果を見ることももちろん重要ですが、それ以外の部分でコミュニケーションに問題がないかを見ていきます。

具体的には、インド人側と一緒に働いている日本人社員とは定期的にミーティングを行うなどで状況を常に把握しておくことが望ましいでしょう。

インド人は合理的な考え方を持っている人が多く、会社でのチームワークや人間関係への考え方が日本人の感覚とは異なることがあります。

そのため、一緒に働いている人と仲良くすることは強要できません。ただし少なくとも仕事でのコミュニケーションが問題なく行われているかどうかは、常に見ていく必要があるでしょう。

 

6.インド工科大学の優秀な人材については弊社にご相談ください

インド工科大学から優秀な人材については、プロに相談いただくことをおすすめします。

ここまで解説してきた通り、インド工科大学から優秀な人材を採用することは簡単ではありません。オファー金額を高くするか、事前にインターンシップなどを行って人材との信頼関係を構築する必要があるのです。

GALKはインド工科大学と日本企業を繋ぐサービスを行っています。GALKでは2カ月のオンラインインターンシップを通じ、未来の優秀なエンジニアとの橋渡しが可能となるのです。

インド工科大学全23校と連携しているサービスは、日本国内でもGALKだけです。

GALKはプレースメントの前にインド工科大学の学生と企業間でのインターンシップをセッティングします。

インターンシップによって得られる効果としては、以下の2点が挙げられます。

 

6-1.インド工科大学の厳格な採用ルールの攻略

まずは、インターンシップを行うことでプレースメントの対策になるという点です。

「インターンで事前に学生と信頼関係を構築する」で解説した通り、世界的な知名度のあまりない日本企業がプレースメントで人材を採用するためには、事前に学生との信頼関係を構築しておくことが必要不可欠といえます。

GALKは2カ月のインターンシップを行うことで、他国の企業との獲得競争を避けた採用アプローチが可能となります。

結果として、私たちはプレースメントの半年前に内定承諾までもっていくことが可能です。

 

6-2.即戦力に近い状態で稼働できる

インターンシップを行うと、即戦力に近い状態で稼働することもできます。

インターンシップは企業と人材両方にとってメリットの多いものです。2カ月のインターンシップ期間でお互いに対しての信頼関係を築くことができるだけでなく、仕事についても深く理解したうえで就業開始が可能となります。

その結果、すぐに最大のパフォーマンスを発揮することにつながります。

GALKのサービスを利用することで、インド工科大学から優秀な人材を確実に迎え入れることができるようになるでしょう。より詳しい内容を知りたい方は、ぜひGALKにお問合せください。

>>GALKの公式サイトへ

 

まとめ

以上、この記事ではインド工科大学の採用に関して以下の内容を詳しく解説してきました。

この記事を読めばわかること
・インド工科大学から人材を採用する方法
・インド工科大学からの採用が難しい4つの理由
・インド工科大学の中でも優秀な人材を得るコツ
・入社が決まってから準備する事
・採用した人材を定着させるために気を付けるポイント

インド工科大学からの人材採用は、経験がない企業にとっては簡単なことではありません。

それを攻略するためにはインターンシップを利用して、学生との信頼関係を得ることが不可欠といえます。

ぜひこの記事を、インド工科大学からの人材採用に生かしていただければ幸いです。

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