IT業界は常に革新的な技術を駆使して社会にソリューションを与えている業界と言えるでしょう。そんなIT業界で先頭を走るためには、IoTやAIなどの高度なスキルと深い専門知識を持つ人材が欠かせません。
しかし、日本の大学で工学部の教育はこの「高度IT領域」の学習がまだまだ発展していないのが事実です。
つまり、ITエンジニアを目指す学生のスキルも実際の現場レベルで考えるとまだまだ実力不足というのは正直なところです。
そのため、日本のみならず世界中の企業が国境を越えて優れた才能を探しています。その中でも特にインド出身のITエンジニアが高い評価を受けています。彼らが国際市場で評価される理由は、充実した大学教育システムとインド人の技術をとことん学ぼうとする開発者魂にあります。
この記事では、インド人IT人材がなぜこれほどまでに、そしてこれから益々重宝されるのか、その秘密を具体的な事例を交えて紹介します!
●目次
「優秀なITエンジニア人材がいない…」とお悩みの方へ
ITエンジニア人材の採用をはじめてみたものの、このような悩みを抱えていませんか?
「求めるスキルを持っている優秀な人材が見つからない…」
「求めていた人材がすでに他の企業に流れてしまっている…」
「いざ入社しても長続きせず退職してしまう…」
日本人ITエンジニアを採用できる人材紹介会社は多数あるものの、求める人材(需要)と供給がマッチしていないことや、中長期的な採用体制が構築がされておらず多くの企業が満足いく採用ができずに悩んでしまいます。
しかしその一方で、すでに外国人採用に目を向けて採用活動を進めていれば世界の優秀な人材を他社との競合が少ない中で獲得できる、ことも事実です。
実際に私たちはインド工科大学全23校に特化したITエンジニア採用や開発支援のDXコンサルティング集団として、累計160名以上ものインド工科大学生を対象に日本企業でのインターンシップを実施し60%越の採用率を実現しました。
もしも現状、将来性のあるスキルの高いIT人材を獲得したいと感じているのであれば、まずはサービス資料にあるインターンシップ導入を検討してみてください。
インド人を選ぶべき2つの理由
では、詳しくインド人ITエンジニアを日本でもすぐに採用するべき理由を2つご紹介いたします。理由は以下の2つです。
①技術・知識を求める貪欲なマインド
インドの教育システムは、実践的な技術訓練に特化しています。もちろん「インド人のITエンジニア力は高い!」と客観的にはいえるでしょう。
しかし、「スーパーマンのように学生の段階で日本のITエンジニア歴すでに5年のレベル」というのは全くもって真実味がないとも言えるでしょう。
インド人ITエンジニアの凄みは技術力というよりも、それまでに至る過程です。
技術や知識を得ようとする貪欲さ・学習意欲が日本人に比べて段違いということです。例えば、私たちのインド工科大学インターンシップ採用を導入した企業の担当者がこのように言っていました。
「インド人学生がAIの新しい研究に関する書籍を読み終えたすぐ次の日に
開発部長である私に直接話を持ちかけてきたんです。」
「この技術をこの事業に用いてみませんか?」と
もちろん書籍の技術がすぐに採用されるかどうかは置いといてそのような姿勢や意欲に感心する。
日本人ではまずそのような意欲はないかな…そもそも最新技術の内容は英語で書かれているから読もうとも思わない(笑)」
このように貪欲なマインドを持つことで、マクロ的に見て「インド人は技術力が高い!」と言われると言えます。
そもそも、なぜここまでインド人が貪欲に知識や技術を体得しようとするのか?それは「約13億人という膨大な人口がいる競争社会で生き抜くための自己アピールの一環」と言えるでしょう。
インドにはカースト制度があり(現代ではその制度自体が薄れているという話もある)生まれた環境によってある程度就ける仕事も決まってしまうという環境なんです。
しかし、IT業界のみはそのカースト制度を度返して技術力があればITエンジニアとして活躍できるという暗黙のルールがあるのです。
IT業界の高い技術力は、生まれながらのカースト制度を乗り越える手段として育まれたている彼らにとって、人口が多く若手の就職率が低い中で、上位の僅かな割合のみが高収入を得るために必死というわけです。
②グローバルな視点と適応能力
インド人の第2言語は英語ということもあり、グローバルな環境で常に情報を得ることができます。
先ほど述べたように最新技術の情報収集は常にアメリカ初の英語記事であることが多いことから彼らが最先端技術を取りいれるスピードはまさに最前線ということになります。
専門家は多文化環境での作業に長けており、国際的なプロジェクトでその能力を発揮しています。また、グローバルな視点というと、日本と異なりインドでは合意形成を重視せず、小さなチームで直接的な結果を求める議論が行われます。
つまり「行動を優先する」文化が根付いているということです。失敗しても、責任をあまり感じずに、「次は改善しよう!」と前向きに考えるのがインド的、いやグローバル的な考え方です。
インドでは「ジュガード」という、その環境にあるものだけで問題を解決しよう!革新的なアイデアと創造性で問題を乗り越えよう!というヒンディー語の考え方があります。そのため、インド人エンジニアは、完璧に理解していない技術に対しても、「できる」と自信を持って答えることが多いです。
日本的な合意形成を大事にする文化よりも、スピード感を持って失敗から成功への道筋を考えるようなグローバル的な考え方は日本企業のさらなる革新には必要不可欠なのかもしれません。
インド人IT人材の成功事例
インド人のIT人材で成功した方たちとは例えば誰でしょうか?
意外と知らない事実ですのでこの際にご紹介します。
Google : サンダー・ピチャイ(CEO)
サンダー・ピチャイはインド出身で、現在はグーグルのCEOを務めています。彼のリーダーシップの下、グーグルはAI技術の発展やクラウドコンピューティングの分野で大きな進展を遂げ、世界中のテクノロジー業界において革新的な影響を与えています。
ピチャイはインド工科大学カラグプール出身で、その後スタンフォード大学とウォートン・スクールで学び、高い教育と国際的な経験を生かしてグーグルを更なる高みへと導いています。
Microsoft Corporation : サティア・ナデラ(CEO)
サティア・ナデラもインドのハイデラバード出身で、2014年にマイクロソフトのCEOに就任しました。ナデラはマイクロソフトをただのソフトウェア会社から、クラウドコンピューティングとAI技術の先端企業へと変貌させたのは有名な話ですね。
彼はインドのマニパル工科大学(現在のマニパル・アカデミー・オブ・ハイアー・エデュケーション)を卒業し、そこで電気工学の学士号を取得しました。
その後、彼はアメリカ合衆国に移り、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校でコンピューターサイエンスの修士号を、さらにシカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスで経営学修士(MBA)を取得しました。
IBM : アービンド・クリシュナ(CEO)
IBM(International Business Machines Corporation)は、1911年に設立されたアメリカの多国籍技術企業です。
コンピューターハードウェア、ソフトウェア、ITサービス、およびコンサルティングサービスを提供しており、特に大型コンピューターであるメインフレームの製造で知られています。また、クラウドコンピューティング、人工知能(AI)、データ分析、およびブロックチェーン技術にも力を入れています。
CEOであるアービンド・クリシュナは、インドのインド工科大学カンプール校(Indian Institute of Technology Kanpur)出身です。
クリシュナの研究は主にシステム設計とコンピューティングの分野に焦点を当てていました。技術開発は、ハードウェアとソフトウェアの統合、システムの最適化、およびデータセンター技術の改善が含まれています。
あらためてインド工科大学とは?
インド工科大学(IIT)は、インド全国に分散する一連の国立工科大学の総称です。
1951年に最初のIITが設立されて以来、高度な工学教育と技術研究の中心として発展しました。特に工学、技術、および自然科学分野において世界クラスの教育を提供することで知られています。
入学競争は非常に激しく、高い学術基準と厳格な入試をクリアした学生のみが入学できます。IITは、優れた教育機関としての地位だけでなく、革新的な研究と産業界との連携により、インドだけでなく、国際的にも高い評価を得ています。
【より詳しいインド工科大学の入学競争状況が見れる記事
インド工科大学の倍率は50〜100倍?インドNO.1大学の難易度とは】
特にインド工科大学は、AI、IoT、ブロックチェーン、メタバースといった先端技術の研究と教育に力を入れています。最新の技術を取り入れたカリキュラムが用意されており、学生たちは実世界の問題解決に必要なスキルを習得できるよう設計されています。
例えば、AIに関しては、機械学習のアルゴリズム開発から、ディープラーニングを活用した画像認識技術まで、幅広い分野が教育されています。
「優秀なITエンジニア人材がいない…」とお悩みの方へ
ITエンジニア人材の採用をはじめてみたものの、このような悩みを抱えていませんか?
「求めるスキルを持っている優秀な人材が見つからない…」
「求めていた人材がすでに他の企業に流れてしまっている…」
「いざ入社しても長続きせず退職してしまう…」
日本人ITエンジニアを採用できる人材紹介会社は多数あるものの、求める人材(需要)と供給がマッチしていないことや、中長期的な採用体制が構築がされておらず多くの企業が満足いく採用ができずに悩んでしまいます。
しかしその一方で、すでに外国人採用に目を向けて採用活動を進めていれば世界の優秀な人材を他社との競合が少ない中で獲得できる、ことも事実です。
実際に私たちはインド工科大学全23校に特化したITエンジニア採用や開発支援のDXコンサルティング集団として、累計160名以上ものインド工科大学生を対象に日本企業でのインターンシップを実施し60%越の採用率を実現しました。
もしも現状、将来性のあるスキルの高いIT人材を獲得したいと感じているのであれば、まずはサービス資料にあるインターンシップ導入を検討してみてください。